シロイルカ
英名の「ベルーガ」はロシア語の「白い鯨」に由来し、「海のカナリア」とも呼ばれるイルカで、北極、あるいは
亜北極圏に分布しているが、オホーツク海中部以北にも生息しているという。クジラの仲間では最もよく声を発する。
成獣は全身がほぼ真っ白で(夏の脱皮時期だけ黄色っぽくなる)、オスの胸びれの先端部は上を向いて曲がっている。
頭部、顔面は非常に柔らかいため、笑ったり、しかめっ面をしたり、また口笛を吹いているように見えたりと、
柔軟な表情をするという。
作製する際には腹部の形状がよく解らなかったため、各種の図鑑を参照したが、腹部は厚い脂肪層により、
両側がたるんだ状態であることが解った。また、背中、体側などにはホッキョククマによる爪痕がかなりの
確率でみられるという。
アラスカ・カナダ・グリーンランドなどでは先住民による捕獲が行われており、年間数千頭に達すると
いわれているが、それよりも油田や天然ガス、あるいは化学物質による汚染の影響の方が深刻だという。
知床周辺では1958年10月に尾岱沼で座礁した個体が、2001年6月には斜里町ウトロで定置網に混獲された個体が確認されている。また2004年5月には標津沿岸に1ヶ月ほど居着いていたので、希に迷って南下することがあるらしい。雄の成獣で最大のものは5m、1.5トンになるという。
涌坂周一 07.01.28
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