知床のオホ−ツク文化遺跡:木製品
木製品は、通常では有機質製品のため遺存しえないもので、
遺跡の発掘調査に際しその発見例が少ない。
しかし、どの時代においても生活用具類の中に占める木製品の
割合は土器や石器類に比較しても決して小さかったとは思われない。
低湿地遺跡が少ない本道では焼 失家屋から炭化した木製品の発見が期待されるが、
その検出例は少ない
この熊頭付木製注口容器も数少ない焼失木製品の粉細化したり
変形したものを根気良く復元したものです。
熊頭付木製注口容器
松法川北岸遺跡より出土。
樹種・・カエデ属
変形しているが幅29cm、深さ11cm、長さ60〜70cm。器厚1.5〜2.0cm、
熊頭の部分は4〜5cm。この容器は伏せて置いた時は「熊」の顔面は
正像となり、使用する時は口吻が注口となように作出されている。
口縁部に幅1〜2mmの線刻が2.5cmの間隔で口縁と平行に2本施文され、
この線刻の間にはアイヌ民具に見られる「レブンカムイ」のイトッパ
に似た彫刻が9cmの間隔で片側に2ヶ所つつ見られる。

竪穴式住居の復元模型 もご覧ください
ホームへ
|
|