観世音岩
観世音岩(かんのんいわ)
昔、知床半島の岬に接続する三里の海岸に唐の高僧が漂着し、
アイヌの長の宿に泊ること500日におよんだ、高僧は仏法を日
本に伝えようとして渡航したが、仏縁つたなく大和の国にわたれ
ず、また唐渡の故郷にも帰れず、むなしく日々を送っていた。長
の家には幸か不幸か、美しい娘がいた。何時しか僧と娘は思慕
の念を抱き合う仲になったが、彼は娘を近ずけてはならない出家
僧である。沸き上がる煩悩を押さえるべく,僧は観世音菩薩の像
を刻み続けた。その菩薩像は、長年の風雪にあらわれて今
の観世音岩となったという。


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