森繁久彌と羅臼

オホ−ツクの海に出逢いの唄が聞こえ
森繁久彌と羅臼

戸川幸夫の小説−オホ−ツク老人−が発表されたとき一読した森繁久彌は
これは自分のために書かれた小説だと思い映画化したのが映画−地の涯
に生きるもの−です。その長期ロケがおわりに近ずいた酒宴の席で惜別の
想いを込めてギタ−手に即興でうたったのが知床旅情です。墨跡に別れの
日がきたらうすのむらにも..とあるように知床旅情の歌はらうすの人々
にとって思い出が深いのです。−映画は1960年10月に封切られまし
た。
詩と歌
国後や エトロフの島や
吾がふるさとと 呼べば
こたえる指呼のうち
なぜに曇るや 国後の空
今日また蒼し 羅臼の空
いつか別れる その日を想う
草むすなかに じじばばの
ねむりあるか
クナシリヤやエトロフの島や
ひとまたぎ 海を渡れば
そこにある父祖の墓
心あらば はまなすよ
咲きてこぼれん
盆くるたびに
孫や子の 憶いは遥か
この身をば かもめにかえて
かの島に
心おきなく飛べよ 父祖の地
草むすや じじばばの地
クナシリや エトロフの島
心あらば 咲きてこぼれん
はまなすの花
*映画”地の果てに生きるもの”のビデオがあります
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